2020年夏、これまで以上に改めて換気の重要性が注目されています。
エアコンをつけっぱなしにしていることも多い夏は、窓を閉め切りがち。
「エアコンに換気機能はあるの?」「夏の換気はどうすればいい?」と疑問に思う方も多いでしょう。
今回は、エアコンで換気ができるかどうか、換気機能付きの機種など、エアコンと換気について詳しく解説していきます。
目次
真夏の換気、どうすればいい?
エアコンをかけっぱなしにすることが多い夏は、窓を閉め切ってしまい換気をする機会がどうしても少なくなります。
しかし、健康を守るためには部屋の空気をこまめに入れ替え、キレイな空気を保つことが大切です。
こまめな換気でキレイな空気を保つ
アレルギーや汚れた空気を防ぐためには、こまめな換気が大切。
部屋の中の空気が長く留まると、徐々にウイルスやアレルゲンの濃度が高まり、感染・発症リスクが高くなってしまいます。
いつもに増して換気の必要性が叫ばれているなかで、エアコンをかけっぱなしにしがちな夏場の換気について、誰もがしっかり考えていくべきでしょう。
窓を開けたままだと熱中症のリスクも
夏の間も換気は欠かせませんが、気温が高くなる8~9月には、窓を開けたままにしておくと熱中症のリスクがあります。
特に、自己管理が難しいお子さんや高齢の方、人間より暑さに弱いペットなどがいるご家庭では、換気をしつつも部屋の温度管理に気を配る必要があります。
エアコンに「換気機能」ってある?
窓を開けて換気するのが難しいとなると、エアコンに換気機能がついていると便利ですよね。
一般的なエアコンで、換気ができるのかどうかをお伝えしていきます。
エアコンは室内の空気を循環させている
エアコンの通常運転では、部屋の換気をすることはできません。
エアコンは部屋の中の空気を循環させ、空気から熱のみ排出することで部屋の温度を下げるという仕組みです。
外から新たに暖かい空気を取り入れると効率が悪くなってしまうため、外気はシャットアウトされています。
そのため、エアコンをつけると、部屋の中に空気の流れは生まれますが、換気にはならないのです。
ほとんどのエアコンには換気機能はない
実は、ほとんどのエアコンには換気機能はありません。
先にお伝えしたように、エアコンで冷やしたり暖めたりするには、外気を取り入れずに部屋中の空気を循環させる方法が取られています。
なんとなく、「外と繋がっている機械だし、換気もできるんじゃないの?」と思っている人は少なくないですが、基本的にエアコンで換気はできないことを知っておきましょう。
換気機能付きエアコンはダイキンだけ!
現在、換気機能が付いている家庭用エアコンは、ダイキンの「うるさらX(Rシリーズ)」だけ。
ここでは、ダイキンのうるさらXの魅力について、お伝えしていきます。
「給気換気」で新鮮な空気を取り込める
うるさらXは、「給気換気機能」が搭載されている唯一のエアコンです。
エアコンの運転をしながら、室外機・無吸水加湿の加湿ホースを通して外の空気を取り入れ、部屋の空気をキレイにします。
部屋の大きさに合わせ、1時間あたり22~32㎥の換気が可能です。
※工場出荷時には換気「切」設定になっていますので、活用の際は「入」設定にしましょう。
「24時間換気モード」で停止中も換気できる
うるさらXには、「24時間換気モード」が備わっています。
冷房をオフにしている間も24時間換気ができるので、外出中に室内の空気が淀んでしまうことがありません。
帰宅後、まず換気をしてから冷房を付ける必要がないので、いつでもキレイで快適な空気を保つことができます。
「AI快適自動運転」でいつでも過ごしやすい
さらに、うるさらXは「AI快適自動運転」も搭載。
わざわざ温度設定をしなくても、AIが床・壁・湿度・履歴から最適な運転方法を選び、快適な空気にコントロールしてくれます。
自分で温度設定をすると、電気代節約のために設定温度を上げすぎたり、暑いあまり温度を下げて逆に寒くなりすぎたりして、熱中症や体調不良に繋がることも。
操作の手間が減るだけではなく、健康管理の側面からも嬉しい機能です。
エディオンオリジナル「KuaL」なら嬉しい機能がたくさん
エディオンには「KuaL」というラインナップがあり、ダイキンのうるさらXをベースとしたエディオンだけのオリジナルモデルを販売しています。
ここまでご紹介したAIや換気機能はもちろん搭載している上、嬉しい付加機能も。
ここからは、エディオンオリジナルのうるさらX KuaLだけのポイントをお伝えしていきます。
長持ち室外機だから真夏も真冬も安心
室外機はエアコンの主機能である熱交換を行なっている部分なので、いわばエアコンの「命」。
エディオンオリジナルのうるさらX KuaLの室外機は、劣化しにくく長持ちです。
「KuaL」の室外機は、サビに強い「ブルーフィン」を採用。
熱交換器表面にコーティングを施すことで、雨・風・汚れなどによる腐食・塩害を防ぎます。
定期自動クリーニングでいつでもキレイ
うるさらX KuaLは、定期自動クリーニング機能つき。
フィルターを自動で定期的にキレイにするので、ご自身で掃除する手間がありません。
ただし、出荷時はデフォルトで「切」設定になっているため、ご希望の場合は購入後に「入」設定にしておきましょう。
加湿量アップで冬場にも大活躍
うるさらX KuaLは、通常仕様の「うるさらX」よりも加湿量をアップしています。
通常仕様のうるさらXの加湿量は、1時間あたり450~850ml。
うるさらX KuaLは、ここからさらに加湿量を20ml~50mlアップし、より快適な空気を作ることができます。
特に、空気が乾燥しがちな冬も安心な機能です。
エアコンのシリーズ(種類)ごとの違いって?
「ダイキンの8畳向けエアコン」と言っても様々な種類があります。
一例として下記3種類をピックアップしてみましたので、違いを簡単にご紹介します。
ATRシリーズ(うるさらX) ATR28YSE9-WS
ATMシリーズ ATM22YSE9-WS
ANシリーズ AN22YVS-WS
- ATRシリーズ(うるさらX):換気ができる、定期的に自動でお掃除してくれる、加湿ができる(無給水加湿)、AIを使った快適な温度調整をしてくれる
- ATMシリーズ:換気機能は無し、定期お掃除は無し、AIでの温度調整はない
- ANシリーズ:上記ATMに加えて、自動お掃除も無し、加湿機能も無し
できることによって、価格も異なってきますが、判断の際に最も重視したいのは、「価格がいくらか」ではなく「どの部屋に付けるか」です。
日中に長時間使う、夜だけ使う、子供が使う、在宅ワークで使う、など利用シーンをイメージしながら最適な一台を選んでいただければと思います。
自分の家に合うエアコンはどう選べばいい?
エアコンは、以下の3つのポイントを基準として商品を選びましょう。
①どの部屋で使うかをイメージする
②価格の違いは何の違いなのかを知る
③室内室外の取り付け位置をチェック
使う部屋の広さや条件によって、エアコンに必要なスペックは変わってきます。
エアコンは、同じシリーズでも「6畳用」「12畳用」など、部屋の広さによって数種類の商品があります。
部屋のサイズちょうどの商品でも問題はありませんが、効率よく運転したい場合や、日が当たりやすいなどエアコンが効きにくい条件のお部屋には、ワンサイズ大きめのエアコンがおすすめです。
次に、価格と機能の違いです。価格によって、パワー、省エネ性能、付加機能、デザインの良さなどが変わってきます。
冷房・暖房以外に、エアコンにどんな機能がほしいかを考えてみましょう。
最後に、取り付ける位置によっても、購入できる商品が異なります。
エアコンには室内機と室外機が必要なので、取り付けたい環境によっては工事が必要になることもあります。
どのように取り付けるかは、知識がないと判断が難しい場合もあるので、まずは一度店頭スタッフにご相談ください。
エアコンの選び方について詳しくは、「知っておきたい!エアコン選びの3つのポイント」でご紹介していますので、ぜひお読みください。
まとめ
感染症予防の観点から、改めて換気の重要性が注目されています。
換気機能がついているエアコンは、現在ダイキンの「うるさらX」のみ。
エディオンでは、そのうるさらXにさらに嬉しい機能を追加したうるさらX KuaLも取り扱っています。
エアコンの換気機能や、エディオンオリジナルのエアコンについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ店頭のエディオンスタッフにお声掛けください。