エアコンの除湿と冷房の違いは?除湿の種類やメリット・デメリットを解説

エアコンの除湿と冷房の違いは?除湿の種類やメリット・デメリットを解説

夏場に入り、蒸し暑くなってくると気になるのは部屋の湿気です。気温と共に湿度も高くなってくると、エアコンを使う機会が増えます。エアコンには冷房機能とは別に除湿機能もついていますが、冷房と除湿の違いはなんでしょうか。

また除湿機能も「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

この記事では冷房と除湿の違いや、エアコンの除湿機能について詳しく解説します。

エアコンの冷房と除湿(ドライ)の違い

エアコンの冷房と除湿(ドライ)の違い

エアコンには、冷房のほかに除湿(ドライ)機能がついています。冷房は室内の温度を下げる機能、除湿は室内の湿度を下げる機能です。

実は、人が暑さを感じるのは、温度だけでなく湿度も関係しています。不快指数は、両方がどの程度高いと不快に感じるかを指数化したものです。

温度が高くても湿気が低い場合、日陰に入れば体感温度は下がります。しかし、湿気を伴った暑さの場合は、日陰でもジメジメして蒸し暑いので涼しく感じません。

冷房を使った場合、温度も湿度も下がりますが、梅雨の時期などは湿度が下がり過ぎて快適な環境にならないことがあります。

エアコンの除湿の種類

エアコンの除湿機能には、弱冷房除湿と再熱除湿の2種類があります。どちらの機能がついているかはエアコンの機種によって異なります。

以下で、それぞれ特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

弱冷房除湿の特徴やメリット・デメリット

弱冷房除湿は、目標湿度になるまで弱い冷房をしながら、湿度を下げる仕組みになっています。真夏の日などの高温多湿状態の時に使うのに向いています。

メリット:消費電力が少なく電気代が安くすむ

弱冷房除湿のメリットは、エアコン自体の消費電力が少なく、電気代が安くすむ点です。弱冷房除湿は、弱い冷房を続けることにより湿度を下げるため、エアコンの消費電力代は安くすみます。

したがって、低コストでエアコンを使いたいという方に向いています。

デメリット:部屋の温度を下げてしまう

弱冷房除湿のデメリットは、弱い冷房運転を続けることによって室温を下げてしまう点です。湿度が下がるとともに、部屋の温度も下がるため、寒さに敏感な人は肌寒く感じることもあります。

再熱除湿の特徴やメリット・デメリット

再熱除湿は、室内の温度を下げ過ぎることなく湿度だけを下げる機能です。梅雨の時期など低温多湿状態の時に使うのに向いています。

メリット:室温をあまり下げずに除湿できる

再熱除湿のメリットは、室外に放出される熱を利用することで、冷やした空気を暖め、部屋の空気をあまり下げないことです。

梅雨の時期などは、室内の温度を下げずに除湿を行うため、室内でも洗濯物などが乾きやすくなります。

デメリット:弱冷房除湿より消費電力が大きく電気代がかかる

再熱除湿のデメリットは、弱冷房除湿に比べ、消費電力が大きくなり電気代がかかることです。

再熱除湿は、空気を冷やすのと下がりすぎた空気を暖めるのを同時に行うため、消費電力が増え、電気代が上がってしまうのです。

したがって、再熱除湿は電気代がかかっても除湿効果を重視したい方に向いています。

エアコンの快適な湿度設定

エアコンの快適な湿度設定

エアコンは、生活空間を快適に過ごすためのものです。一般的に、人が快適に感じる湿度は40~60%といわれています。ですので、これを目安にして湿度の設定をするとよいでしょう。

また、エアコンの湿度表示は、エアコンの設置されている場所の湿度を測定しているため、実際に人がいる空間の湿度とは異なる場合があります。そのような時は、エアコンだけでなく扇風機やサーキュレーターを併用して湿度や温度を調整するとよいでしょう。

除湿機能を理解し、適切な湿度を設定して使用すれば快適な生活を送ることができます。

エアコンの除湿機能のまとめ

エアコンには、冷房だけではなく除湿機能もついています。冷房は室内の温度を下げ、除湿は湿度を下げます。

除湿機能は「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。弱冷房除湿は真夏日など高温多湿の時に効果的で、電気代は安くすみますが部屋の温度を下げすぎて肌寒く感じることがあります。

再熱除湿は梅雨の時期など低温多湿の時に効果的で、部屋の空気を下げずに除湿ができますが、電気代が高くなります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上でエアコンを選ぶとよいでしょう。

エディオンでは、夏場を快適に過ごすエアコンを豊富に取り揃えており、購入の際のご相談にも親切丁寧に対応いたします。また訪問修理サービスなど、アフターサービスも充実しており初めての購入でも安心です。

エアコンについて詳しく知りたい場合は、ぜひエディオンにご来店いただき、商品知識が豊富なスタッフにご相談ください。

エディオンネットショップ(https://www.edion.com/)でもお求めいただけます。

ネットショップで商品をみる »