知っておきたい!エアコン選びの3つのポイント

知っておきたい!エアコン選びの3つのポイント

熱中症が心配で、夏場は24時間エアコンを付けっぱなしにすることも多い昨今、そろそろエアコンの買い替えや新規取り付けをお考えの方もおられるかもしれません。
エアコンの選び方は意外に複雑で、最適な機種を選ぶために、商品機能と取り付け場所の知識が必要です。

今回は、設置場所や必要な機能、価格帯など、エアコンの選び方のポイントをわかりやすくご説明いたします。

知っておきたい!エアコン選びの3つのポイント

知っておきたい!エアコン選びの3つのポイント

まずは、エアコンを選ぶ時の軸となる、3つのポイントをご紹介します。

エアコンは、

  • 価格
  • 使う部屋
  • 取り付け位置

の3つの条件により、最適な商品を絞り込めます。

価格の違いは?

エアコンの価格帯は、5万円前後~40万円代まで幅広いです。
価格が高くなると、どんなところに違いが出るかというと、主に以下のような部分です。

  • 冷暖房のパワー(対応できる部屋の広さ)
  • 省エネ性能
  • 除菌・空気清浄機能
  • 除湿・加湿機能
  • 自動フィルター掃除機能
  • AI・IoT対応
  • デザインの良さ など

エアコンの価格の基準となるのは、まず冷暖房のパワー。
もちろんメーカーや機種によってばらつきがありますが、価格帯と対応できる部屋の広さの関係は以下のようになっています。

  • 6畳向け:4~10万円
  • 8~10畳向け:8~16万円
  • 12~14畳向け:12~22万円
  • 16~18畳向け:20~30万円
  • 20畳以上向け:24万円~

※大体の目安価格です。価格を保証するものではありません。

価格が上がるほど付加機能が多くなり、使用時の快適性などが上がります。

また、取り付ける部屋が、木造か鉄筋か、1階か2階か、あるいは、北向きか西向きかなど、お部屋の環境によっても最適なエアコンのパワーが異なりますので、注意が必要です。

例えば、木造2階の西向きの部屋の場合、冷房の効きを考慮するならワンサイズ大きいタイプのエアコンを選択するのがおすすめです。

どの部屋で使う?

次にエアコン選びの基準となるのは、使う部屋。
設置する部屋の広さにあったエアコンを選ぶ必要があります。

設置する部屋ごとに、付いていると便利な付加機能を選びましょう。例えば、

  • リビング:省エネ機能、自動フィルター掃除機能
  • 寝室:静音機能、除加湿機能
  • 子供部屋・ペットがいる家:IoT対応、空気清浄機能 など

広くて使用頻度が高いリビングには、電気代の節約になる省エネ機能や冷暖房効率を上げる自動フィルター掃除機能付きがおすすめ。
寝室に取り付けるなら、快適に眠れる静音機能・除加湿機能があるといいでしょう。

お子さんやペットがいるご家庭では、出先からでもスマホからエアコンを操作できるIoT対応機種や、清潔な空気を保てる空気清浄機能付きがおすすめです。

取り付け位置は?

最後に、部屋の中のどこにエアコンを取り付けるか考えましょう。

一般的な壁付けエアコンを取り付けるには、壁に穴を開ける工事をし、壁の穴を通して室内機と室外機をつなぎます。
室外機の位置は、室内機を設置する壁の屋外面が適しています。
また、冷暖房効率を上げるためには、空気が循環しやすいよう部屋の短辺の壁かつ、下に風を遮る家具などがない場所が理想的です。

エアコンを取り付けたい部屋の中で、できるだけ上記を満たす場所を選び、大きさなどが条件に合うエアコンを選びましょう。
自分では選び方がわからない場合は、取り付けたい場所の寸法を測って写真を撮り、店頭スタッフに見せながら相談するとスムーズです。

価格の違いは?

はじめにお伝えしましたが、エアコンはどれだけの付加機能があるかによって価格が異なります。
価格と性能のバランスの良い機種を選ぶため、それぞれの付加機能にどのようなメリットがあるのかを知っていきましょう。

省エネ性能が高いと電気代節約に

省エネ性能が高ければ高いほど、毎月の電気代が節約できます。

電気代を恐れてエアコンの使用を控えていると、夏は熱中症の危険もあります。
特に使用頻度が高い部屋に設置するエアコンには、電気代を少しでも抑えられる省エネモデルがおすすめ。

基本的に、省エネ性能が優れているエアコンは本体価格が高い傾向にあり、そのぶん電気代を抑えられるようになっています。
逆に、安価なエアコンは省エネ性能が比較的低めなので、初期費用は安くてもランニングコストが高くなる傾向があります。
エアコンの省エネ性能は、各商品についている省エネ性能多段階評価(★の数0~5個)でチェックできます。

自動お掃除なら手間要らずで常に快適

エアコンを使うときに面倒なのが、フィルターの掃除。
フィルター掃除は手間ですし、フィルターが汚れたまま使っていると冷暖房効率が下がり、電気代の高騰にも繋がります。
さらにお子様やアレルギー体質の方は、空気中に排出されるホコリのせいで体調を崩してしまうことも。

このようなマイナス面を解消できるのが、フィルターの自動お掃除機能です。
フィルターが汚れたらエアコンが自動で判断してお掃除してくれるため、手間をかけずにいつも清潔な空気を保てます。
健康と電気代節約のために、付いているととても役立つ機能です。

帰宅前にスマホで操作できる

近年は、IoT・AI対応のエアコンも増えてきました。
IoT・AI対応エアコンの良いところは、リモコンだけではなくスマホやパソコン、スマートスピーカーなどで操作できることです。

例えば、外出先から帰るとき、帰宅前にスマホ操作でエアコンを稼働させておけば、帰宅直後に「既にもう涼しい」お部屋の状態をつくることができます。
AI搭載の機種なら、帰宅時間を覚えて、自動で快適な温度に調整してくれるものもありますよ。
また、スマートスピーカーと連動させれば音声操作ができるものもあり、例えば、忙しい朝の外出時にリモコンが見当たらなくても「エアコンを消して!」と声で電源を切ることもできます。

どの部屋で使う?

どの部屋で使う?

エアコンは、どの部屋で、いつ、誰が使うかで最適な商品が異なります。
シチュエーションや部屋タイプ別に、エアコンの選び方を解説していきます。

冷房が効きにくい部屋・効きやすい部屋の特徴

エアコンが効きやすいのは、以下のような条件を満たす部屋です。

  • 面積が狭い
  • 窓がない・少ない・小さい
  • 断熱性能が高い(コンクリート造・外に面する壁や天井が少ない)
  • 北・東向き

そのため、逆に以下のような部屋ではエアコンが効きにくいということになります。

  • 面積が広い
  • 窓が多い・大きい
  • 断熱性能が低い(木造・角部屋・最上階)
  • 南・西向き

こういった条件の部屋では、実際の広さよりワンサイズ大きいエアコンを導入するのがおすすめです。

リビングは常に快適に過ごせるものを

多くの場合、リビングは家の中でもっとも広く、人が過ごす時間帯も長い部屋です。
そのため、リビングのエアコンは、いつでも快適に過ごせるハイエンドなものがおすすめ。
省エネ・自動お掃除機能付きで、電気代を気にせず使えてメンテナンスフリーなエアコンを選びましょう。

子供部屋は快適な気流で勉強に集中できるものを

子供部屋には、健康に配慮した除菌・空気清浄機能付きや、勉強に集中できる静音機能付きのエアコンがおすすめです。
お子さんが幼く自己管理が難しそうな場合は、大人が遠隔操作できるIoT対応エアコンも便利です。

一方で、子供部屋は家の中で比較的狭い部屋ですし、お子さんが学校に行っている時間を考慮すると日中にエアコンをつけている時間はリビングよりも短くなります。
利用頻度を考慮して、エアコンの予算を決めるのもよいかもしれません。

取り付け位置は?

最後に、取り付け工事についての注意点です。
エアコンは室内機と室外機の2つで1つの家電なので、取り付け工事の位置には注意が必要です。
取り付け工事の際に「取り付けられない!」というケースも実際にあるので、設置予定の場所の写真をスマホで撮り、それを店舗スタッフに見せながらご相談いただくのがベターです。

室内機にはエアコン用コンセントと穴が必要

まず、室内側に取り付ける室内機には、通常のコンセントとは別にエアコン用のコンセントと、室外機と繋ぐための穴が必要です。
新しめの戸建てやマンションなら、もともとエアコン取り付けを前提として用意されていることもありますが、無い場合には取り付け工事の際に穴をあけることも可能です。

室外機の設置場所で工事も変わる

次に、室外機は庭置き・ベランダ置き・屋根置き・壁面設置・2段設置など、様々な設置方法があります。
こちらも、設置したい場所の写真を見せていただければ、スタッフが最適なものを提案いたします。
配管カバーも、場所に合わせたものを取り付けるので見た目が良く、しかも劣化を防いで長持ちするので安心です。

2分でわかるエアコンの取り付け工事の動画を作成しましたので、こちらもご覧下さい↓


エアコン選びに迷ったらエディオンスタッフへ!

エアコン選びに迷ったらエディオンスタッフへ!

以上のように、どの部屋でどのように使うかによって、最適なエアコンは異なります。
また、取付工事などご自身での判断が難しい場合もあります。
エディオンでは、最適な商品選びや取付工事の相談はもちろん、実際の取付工事まで、知識豊富なスタッフが、最適なエアコン購入をサポート致します。
エアコン選びでお困りの際は、店舗スタッフまで是非ご相談下さい!

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