スマートスピーカー3社を比較。それぞれの特徴とは?

スマートスピーカー3社を比較。それぞれの特徴とは?

スマートスピーカーを選ぶなら、ブランドや機種ごとの特徴を比較して選びたいですよね。

そこで今回は、大手メーカーのスマートスピーカーの機能を徹底比較。
ブランドや機種ごとに、できること・できないこと、得意分野などを比較してまとめました。
選ぶ際のポイントも解説しているので、ぜひ最後までお読みください。

スマートスピーカーの主なブランドを比較

スマートスピーカーの主なブランドを比較

スマートスピーカーの主なブランドには、以下のものがあります。
大手メーカーのスマートスピーカーを比較して購入したいと考えている方は、この3つが選択肢になるかと思います。

  • Amazon Echo
  • Google Home
  • Apple HomePod
まずはそれぞれの特徴を解説しますので、比較する前に基礎知識を知っておきましょう。

Amazon Echo

Amazon Echoはその名前からわかる通り、Amazonが開発したスマートスピーカーです。Amazon PrimeなどのAmazonが運営するサービスと連携でき、音声のみでショッピングができる唯一のスマートスピーカーでもあります。
搭載されているAIは「Alexa(アレクサ)」という名前で、「アレクサ」「アマゾン」「エコー」といった言葉をウェイクワードに設定できます。
現在発売されているAmazon Echoは、11種類。他のブランドと比較すると、とても種類が豊富です。
カテゴリとしては、小型モデル・高音質モデル・ディスプレイ付きモデル・外部スピーカー接続の3種類があります。

小型モデル

  • Echo Flex
  • Echo Dot
  • Echo Dot with clock

高音質モデル

  • Echo
  • Echo Plus
  • Echo Studio

ディスプレイ付きモデル

  • Echo Show
  • Echo Show5

外部スピーカー接続モデル

  • Echo Input
  • Echo Link
  • Echo Link Amp
これらの違いは、音質と価格。そして、ディスプレイや内蔵スピーカーが搭載されているかどうかです。
機能自体や、AIの賢さには違いはありません。

Google Home

Google HomeはGoogleが開発したスマートスピーカー。
現在販売されているスマートスピーカーの中で、話者認識機能があるのがGoogle Homeの特徴です。
最大6人の声を登録できるので、家族それぞれの予定管理などに役立ちます。
搭載されているAIは「Googleアシスタント」といい、「OK Google」または「ねぇ、Google」がウェイクワードです。
Google Homeの種類は、以下の2種類。

小型モデル

  • Google Home Mini
  • Google Nest Mini

高音質モデル

  • Google Home

ディスプレイ付きモデル

  • Google Nest Hub
  • Google Nest Hub Max
こちらも音質と価格、ディスプレイが搭載されているかどうかが違いとなります。

Apple HomePod

Apple HomePodは、2019年夏に発売したばかりのApple製スマートスピーカー。
Amazon Echo・Google Homeと比較すると、やや遅れて参入したブランドです。
AIアシスタントの名前は、iPhoneでもおなじみの「Siri」で、iPhone版と同じく「Hey Siri」というワードで起動できます。
Apple HomePodの特徴は、他のスマートスピーカーと比較してとても省エネなところ。使用電力がLED電球よりも少ないので、長時間使っても電気料金の心配をしなくて済みます。
また、Apple Musicと連動させることで、端末に保存していない何百万曲もの音楽にアクセスでき、プレイ回数などからユーザーの好みを学習していくのも特徴です。
Apple HomePodは、現在1機種のみの販売となっています。

3つのスマートスピーカーを比較

3つのスマートスピーカーを比較

それでは、3つのスマートスピーカーを様々な観点から比較していきましょう。
比較することで、それぞれのスマートスピーカーの得意分野・苦手分野が見えてきます。

AIは何が使われている?

それぞれのスマートスピーカーに搭載されているAIは、以下の通り。

  • Amazon Echo:Alexa
  • Google Home:Googleアシスタント
  • Apple HomePod:Siri
これらのAIアシスタントの賢さを比較するために実施されたIQテストでは、Googleアシスタントが圧勝。
つまり、最も賢いスマートスピーカーを購入したい方にはGoogle Homeがおすすめです。
ちなみに、それぞれのAIアシスタントのIQテストの結果は以下の通りです。

問題理解率

  • Alexa:99.0%
  • Googleアシスタント:100%
  • Siri:99.6%

正答率

  • Alexa:72.5%
  • Googleアシスタント:87.9%
  • Siri:74.6%
どのAIアシスタントも比較的好成績ですが、やはりGoogleアシスタントが群を抜いていることがわかりますね。

音声認識機能が優れているのは?

声で操作するスマートスピーカーは、音声認識機能が高いことも重要。
音声認識機能が低いと、同じことを何度も言い直したり、間違った動作をキャンセルしたりしなければならずストレスが溜まります。
ただし、スマートスピーカーの音声認識能力は、ソフトウェアのアップデートにより日々変わっていきます。そのため、現時点での音声認識能力は一概に比較できません。
音声認識能力が十分かどうか知るには、購入するタイミングで口コミをチェックして比較しましょう。

音楽を聴くならどれ?

スマートスピーカーは、音楽配信サービスと連携して端末保存していない曲を流すこともできます。
すでに加入している音楽サービスがあるなら、それを使えるスマートスピーカーを選ぶのがおすすめですよ。

それぞれのスマートスピーカーで利用できる音楽サービスを比較すると、以下のようになります。

Amazon Echo

  • Prime Music
  • Music Unlimited
  • Spotify

Google Home

  • Google Play Music
  • Spotify

Apple HomePod

  • Apple Music
  • Beats 1
ちなみに音質で比較するなら、高音と低音のバランスが良くどんなジャンルも聴きやすいAmazon Echo Plusがおすすめ。
R&BやHIPHOPをよく聴く重低音重視の方は、ウーファーが内蔵されていて比較的低音に強いApple HomePodがおすすめです。

ショッピングができるのは?

音声操作で直接ショッピングができるスマートスピーカーは、現状Amazon Echoのみです。
そのため、ショッピング機能を使いたいなら、比較する必要はなくAmazon Echo一択です。
Amazon Echoなら、Amazon Primeで販売されている商品を購入可能。
さらにEcho ShowやEcho5といったディスプレイ付きデバイスなら、商品を見ながら選ぶことができます。ディスプレイのないタイプでも、いつも使っている日用品などなら見た目を確認しなくても注文できそうですね。
ちなみに、注文確定には確認コードが必要なので、子供のいたずらや誤注文はきちんと防止できます。

機能が豊富なのは?

機能の数で比較すると、おすすめなのはAmazon Echo。
Amazon Echoは、上の項目でご紹介したショッピング機能など、他のスマートスピーカーにはない機能がたくさんあります。
さらにスキルストアからアプリを追加すれば、ラジコの機能でラジオを聴いたり、JOYSOUNDでカラオケをしたりと様々な用途が増えます。スキルストアのコンテンツは日々増え続けていて、ゲームやなぞなぞ、芸能人や声優の声の時報など、ユニークな機能も追加できますよ。

GoogleHomeは?

GoogleHomeの機能数は、Amazon Echoと比較すると少ないです。
しかし、メールやドキュメント作成、スケジュール管理に使っている人も多いGoogleアカウントと紐づけることができます。
Googleアカウントで登録した予定をGoogleHomeで確認したり、逆にGoogleHomeから予定を追加したりと、便利な使い方ができますよ。
Amazon Echoのスキル追加に相当する「アクション追加」という機能もあり、現在200以上の追加アクションが公開されています。

Apple HomePodは?

他のスマートスピーカーと比較すると、Apple HomePodの機能数はかなり少なめです。
しかし、Apple HomePodには、現状他のスマートスピーカーではできない電話の発着機能があります。完全ハンズフリーで電話できるので、どんなときも電話に出られて便利ですよ。
他のスマートスピーカーも今後電話ができるようになる可能性はありますが、現状スマートスピーカーを使って電話をしたいなら比較対象になる商品はありません。
ちなみに、Apple HomePodには、スキルやアクションに相当する拡張機能はありません。
あまり複雑な機能は求めていない、という方向けでしょう。

ディスプレイはあった方がいい?

スマートスピーカーには、ディスプレイ付きのものと無しのものがあります。
ディスプレイの利点は、もちろん写真や動画が見られること。具体的な使い方としては、Amazon EchoでPrimeビデオを見たり、GoogleHomeでGoogleフォトを閲覧したりするなどが考えられます。
ディスプレイの有無を選ぶには、こういった使い方をしたいかどうかが判断の基準になるでしょう。
ディスプレイ付きの機種は比較的価格が高くなるので、本当に必要かどうかはしっかり考えましょう。

スマートスピーカーの選び方

スマートスピーカーは、AIを搭載しているということは共通していますが、詳細な機能はそれぞれ異なります。
それぞれの特徴を比較して、自分の求める機能を持ったスマートスピーカーを選びましょう。
ちなみに、スマートスピーカーのブランドごとの得意分野を大まかにまとめると、以下のようになります。

  • Amazon Echo:ショッピング・拡張機能の豊富さ
  • Google Home:AIアシスタントの性能・話者認識機能
  • Apple HomePod:Apple製品との連携・重低音重視の音質
また、それぞれのスマートスピーカーを価格で比較すると以下のようになります。
  • Amazon Echo:5,980~27,980円
  • Google Home:3,300~28,050円
  • Apple HomePod:36,080円
価格で比較すると、Amazon Echoの小型モデルが最も安く、Apple HomePodが最も高いということに。
価格が全てではありませんが、選ぶ基準の一つにはなるでしょう。

まとめ

まとめ

スマートスピーカー3種の機能を比較してきましたが、いかがでしたか?
スマートスピーカーの機能には様々な違いがあり、誰にでも一概に「これがおすすめ」と言い切れるものではありません。
自分の使いたい機能と搭載されている機能をしっかり比較して、自分にぴったりのスマートスピーカーを選びましょう。
自分でも判断ができない場合には、知識豊富な店頭のエディオンスタッフに相談してみるのがおすすめですよ。

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