エアコンの室外機って重要?動かなくなる原因や対処方法など徹底解説!

室外機が突然動かなくなり、困った経験がある方もいるのではないでしょうか。エアコンは室内機だけではなく、室外機も重要な役割を担っています。

快適にエアコンを使用するためには、室外機のメンテナンスが重要です。

本記事では、エアコンの室外機に起こりやすいトラブルの原因と対処法、メンテナンス方法を解説します。室外機を設置するときに気をつけるポイントも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

エアコンの室外機の役割

エアコンの室外機の役割

エアコンの室外機は、室外機の中の「圧縮機」がポンプの役割を果たし、熱を屋外に放出することで、冷たくなった冷媒ガスを室内機に送り出します。

室内機が部屋の熱を奪い、冷媒ガスが室外機に熱を運んで放出するというサイクルを繰り返すことで、室内を涼しくすることが可能です。

このように、エアコンは室外機と室内機が連動することで、快適な室内環境を保ちます。

エアコンの室外機が動かなくなる原因と対処方法

エアコンの室外機が動かなくなる原因は、主に以下の5つです。

  • コンセントが抜けている
  • リモコンの故障
  • 冷媒ガスの不足・漏れ
  • 自動制御が働いている
  • 室外機内部の故障
ここからは、それぞれ詳しく解説します。

コンセントが抜けている

まず初めに、コンセントが抜けていないか確認しましょう。
室内機のコンセントが抜けている場合は、室外機も動きません。

コンセントが挿してあっても何らかのエラーで作動していないことも考えられるので、一度コンセントを抜いてから挿してみましょう。

また、エアコンは基本、別のブレーカーになっているので、部屋の電気がついていてもブレーカーが落ちているとエアコンは動きません。必ずブレーカーの状況もチェックしてください。

リモコンの故障

室内機を動かすリモコンの電池が切れていたり故障していたりすると、室外機も動きません。

電池が切れている場合、新しい電池に取り替えましょう。また、電池のプラスマイナスの向きが反対ではないか、リモコンのボタンに異物が入っていないかなども確認してください。
リモコン自体の故障も考えられます。

リモコンが故障したと思ったら、各メーカーの公式ホームページにある「エアコン故障診断」などを参考にしてださい。

冷媒ガスの不足・漏れ

冷媒ガスは、室内機と室外機の間で熱を運びます。そのため、冷媒ガスの不足や漏れが起こると、室内の温度調節ができません。

冷媒ガス漏れの原因は、取り付け工事のミスや内部配管の劣化、室外機を無理に移動させることによる部品の破損で起こります。冷媒ガスが漏れている場合は、エアコンの修理業者に依頼しましょう。

自動制御が働いている

エアコンの自動制御が働くことで、室外機が自動的に運転を停止することがあります。これは、室内が設定温度に保たれていることで、自動制御が働くためです。

そのため、室外機の動きが止まっていても、故障ではありません。エアコンの設定温度を変更すると、冷暖房が再び作動します。

また、自動制御にあたって、冷房と暖房で室外機の動きが異なります。以下でそれぞれ、詳しく説明します。

冷房の場合

冷房は、気温の上昇や何らかの不具合によって室外機に熱がこもり過ぎることがあり、その際に機能が停止することがあります。

室外機に熱がこもり過ぎている場合は、直射日光が当たらない風通しの良い場所に置きましょう。

ただし、無理に室外機を移動させるとパーツが破損する恐れもあるため、個人で移動させることは推奨しません。場所の移動ではなく、直射日光を防ぐ屋根などのアイテムを使うことをおすすめします。

暖房の場合

暖房の場合は、室外機が冷たくなり、熱交換器に霜が付くことがあります。その際、「霜取り運転」を行い、室外機の熱交換器に付いた霜を取り除くため、暖房機能を一時的に停止させることがあります。

霜取り運転が作動しているときは、室外機の排水口から水や湯気が出ることがありますが、故障ではないため安心してください。「霜取り運転」の終了後、再び暖房が作動します。

室外機内部の故障

室外機には、冷媒ガスを圧縮するためのコンプレッサーや空気を循環させるためのファン、ファンを動かすモーター、各部品に信号を発信する制御盤があります。

これらは、劣化や外部からの衝撃によって故障することがあります。

一般的にエアコンの寿命は7〜10年と言われており、異音や異臭などの不具合があれば修理や買い替えが必要です。

室外機の掃除方法を位置別に解説

室外機の掃除方法を位置別に解説

室外機は屋外に設置するため、砂埃や雨などで汚れやすくなります。
汚れやホコリが原因で目詰まりを起こすと故障するので、定期的に掃除することが大切です。

以下の位置別に、それぞれの掃除方法を詳しく紹介します。

  • 室外機本体
  • 室外機の周辺
  • ドレンホース
  • 室外機の内部

室外機本体

室外機本体に付着している汚れやホコリは、「ほうき」で落としましょう。しつこい汚れは、雑巾などの水拭きで落としてください。熱交換器のフィンは曲げたり、傷つけたりしないように気を付けてください。

吹き出し口は汚れが付着しやすいので、歯ブラシや掃除機を使うのがおすすめです。

室外機の周辺

室外機の周りに枯葉や砂などのゴミが溜まっていると、空気が循環しづらくなります。室外機を設置するときは、周囲20㎝以内には物を置かないようにしましょう。
室外機と壁の間は枯葉やゴミが溜まりやすいので、「ほうき」を使って掃除しましょう。

ドレンホース

ドレンホースは、室内機と室外機の水を外に排出する役割があります。
冷房を使用する際は室内から、暖房を使用する際は室外から水を外に排出します。

ドレンホースの掃除をしないとホース内にゴミが詰まり、エアコン内部に水漏れを起こすことがあるため、注意が必要です。ドレンホース内を確認して、ゴミが溜まっていたら取り出しましょう。

室外機の内部

室外機の内部にゴミや汚れがあると故障の原因に繋がります。内部の掃除は細かいパーツを分解する必要があるため、専門の知識と技術が必要です。

室外機の内部から異音や異臭、何らかのトラブルを感じたら修理業者にメンテナンスを依頼しましょう。

エアコンの室外機の設置条件やメンテナンス方法

室外機は屋外に設置するため、天候による影響を受けやすいのが特徴です。夏場は室外機が40℃以上になることもあり、熱がこもることによって故障やエラーが発生することが考えられます。

室外機の周りに障害物を置かない

室外機は風を循環させるファンが搭載されているため、室外機の近くに障害物があると風の循環を妨げてしまいます。室外機は、外壁から左右100mm以上、背面50mm以上、前面200mm以上の解放された場所に設置することで、能力を発揮します。

直射日光が当たらないように日除けをつける

室外機が直射日光に当たると室外機が温まり、エアコンの電力効率を低下させる恐れがあります。そのため、気温が高い日や天気が良い日は「すだれ」などを設置して、直射日光が当たるのを防ぎましょう。

室外機の吹き出し口を塞がない

室外機は冷房時に室内の熱を外に放出して、暖房時は外気の熱を室内に取り入れる働きがあります。室外機の吹き出し口付近に植木鉢やブロックを置くと放出した熱を再び吸い込むため、冷房効率が低下します。

スムーズに空気の循環ができるように、室外機の吹き出し口を塞がないようにしましょう。

寒冷地では雪に埋もれない場所に設置する

落雪や除雪によって室外機が埋もれてしまうと、空気の通り道がなくなります。どうしても雪の影響を受けてしまう場合は、高床置台や防雪フードなどで対策しましょう。

また、積雪によってドレンホースが埋まってしまうことも考えられます。排水口を確保するためにも、地面から800mm以上スペースを確保しましょう。

室外機は定期的にお手入れする

室外機のお手入れは、最低でも年に1〜2回行いましょう。特に冷暖房を使い始める5〜6月、10〜11月頃がおすすめです。

室外機をお手入れするときは、室内機の電源プラグを抜いてください。また、室外機に水やお湯をかけると電子部品が故障する恐れがあります。

トラブルが解決しない場合は修理サービスを検討しよう

室外機を掃除しても異音や異臭、電源がつかないなどのトラブルが解決しない場合は、修理業者に依頼しましょう。

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まとめ

エアコンは室内機と室外機が連携することで運転をおこないます。そのため、室内機だけではなく室外機を定期的にメンテナンスしておくことが大切です。

一般的にエアコンの寿命は7〜10年と言われています。また、故障したエアコンを修理するよりも耐久性の高い商品や省エネ設計の商品に買い替えた方が、長期的な視点で考えると低コストに収まることも考えられます。

エディオンでは豊富にエアコンを取り揃えており、アフターサービスも充実しています。
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