エアコンの寿命はどのくらいが平均？買い替えのサインや長持ちさせる方法も紹介

「エアコンの寿命はどれくらいなのか知りたい」「エアコンを買い替えるサインが気になる」と思っている方も多いでしょう。

実際、エアコンには寿命があり、一定期間を過ぎると故障しても修理ができなくなります。現在使用しているエアコンを修理するか、もしくは買い替えた方が良いのかを判断するためには、使用しているエアコンの製造寿命を確認することが大切です。

本記事では、エアコンの寿命の平均や買い替えるサイン、エアコンを長持ちさせる方法を解説します。

また、エアコンの買い替えを検討している方に向けて、おすすめ最新エアコンも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

エアコンの寿命は約10年ほどであるといわれている

一般的に家庭用エアコンの寿命は約10年程度といわれています。

政府統計ポータルサイト消費動向調査によると、ルームエアコンは2人以上の世帯で10年以上使用されているとのことです(※)。

エアコンメーカーは、エアコンの修理に必要な部品を最低10年間保管して、修理に対応することが法律で定められています。

しかし、製造年から10年を経過すると、メーカーは修理対応が困難になるため、エアコンが故障したときは買い替えることが必要になります。

修理依頼できるのかを把握するために、室内機に貼ってある製造年数のシールを確認しておきましょう。

(※)政府統計ポータルサイト消費動向調査：「1. 二人以上の世帯–主要耐久消費財の買替え状況」より(2019年)

エアコンを買い替えるサイン

エアコンを買い替えるサインとして挙げられるものは、以下の通りです。

異音がする
異臭がする
室内機から水が漏れる
エアコンの効きが悪い
エアコンの操作ができない

それぞれどんな症状が現れるのか、詳しく解説します。

異音がする

「エアコンから異音がする」「急に大きな音がする」などは、買い替えのサインの1つです。

異音は室内機の送風ファンや室外機のコンプレッサーが故障している可能性が考えられます。

室内機や室外機を分解するのは困難であり故障させるリスクもあるため、専門業者に点検や修理依頼をしましょう。

異臭がする

エアコン運転時に異臭がする場合、エアコンフィルターや熱交換器などにカビが発生している可能性があります。

異臭を防ぐためには、エアコンのお手入れや、エアコンに搭載されているお掃除機能を使用してください。

また、ご自身で掃除することが難しいなら、エアコンのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。

室内機から水が漏れる

室内機から水が漏れる原因は、ドレンホースの詰まりや折れ曲がりなどが考えられます。

冷房運転するときは部屋の湿気を取り込むため、エアコン内部に結露水が溜りやすくなります。

室内機には「ドレンパン」と呼ばれる結露水を受け止める皿を搭載しており、溜まった水はドレンホースを伝って室外へ流れます。この流れが滞ると、室内機から水漏れが発生してしまうのです。

エアコン内部の水を屋外に排出するドレンホースが破損している場合は、専門業者による修理や買い替えが必要です。

エアコンの効きが悪い

以前と比べてエアコンの効きが悪くなったと感じた場合、フィルター汚れなどが原因と考えられます。

フォルターに埃などの汚れが溜まって目詰まりを起こしていると、空気が通りにくくなり、冷暖房の効きが悪くなる恐れがあります。フィルターを掃除して解消できれば問題ありませんが、それでも直らない場合は修理や買い替えが必要です。

フィルター以外にもパーツ交換が必要だった場合、10年前くらいのモデルであれば本体を丸ごと買い替えた方がお得なケースもあります。

エアコンの操作ができない

エアコンがまったく動かないときは、室内機や室外機、またはリモコンが故障していることが考えられます。

まずは以下の項目を確認してください。

リモコンと受信部の間に遮る物がないか
電池の残量があるか
電池が正しい向きになっているか

上記の方法を確認してもエアコンが動かない場合は、専門業者に点検や修理を依頼してください。

エアコンの寿命をなるべく長持ちさせる方法

エアコンの寿命を長持ちさせるためには、次のことを心がけましょう。

こまめに掃除する
標準使用条件を守る

それぞれ重要なポイントを以下で詳しく解説します。

こまめに掃除する

エアコンを長持ちさせるためには、フィルターをこまめに掃除しましょう。

埃などの汚れがフィルターに溜まって目詰まりを起こすと、空気の吸い込み効率が低下します。冷暖房性能に影響を与えるだけでなく、エアコン本体に負担をかけてしまうのです。

そのため、2週間に1回を目安に、フィルターの掃除を心がけましょう。

また、フィルターはもちろん、室外機の掃除も大切です。室外機は空気の取り入れ口が熱交換器側にあるので、背面に汚れが溜まりやすいのが特徴です。少なくても1年に1～2回はゴミを取り除いて掃除しましょう。

標準使用条件を守る

前述の通り、エアコンの寿命は「設計上の標準使用期間」に基づいて約10年といわれています。

「設計上の標準使用期間」とは、運転時間や温度など、JISに定められた標準的な使用条件に基づく使用において、製造した年から安全上支障なく使える標準的な期間です。

使用条件と異なる使い方や本来の使用目的以外で使うと、エアコンの寿命が短くなるので注意しましょう。

まとめ

一般的に家庭用エアコンの寿命は約10年と言われています。

エアコンメーカーは、エアコンの修理に必要な部品を最低10年間保管して修理に対応することが法律で定められています。期間を過ぎてしまった場合は、修理依頼できないこともあるので、あらかじめ製造年を確認しておきましょう。

エアコンの寿命を長持ちさせるためには、室内機や室外機を定期的に掃除することと、標準使用条件を守ることが大切です。

また異音や異臭、水漏れ、あらゆる故障を感じたら買い替えも検討しましょう。

エディオンはエアコンを豊富に取り揃えているため、ご自身の用途や目的にあった商品が見つかります。購入後も訪問修理などのアフターサービスが充実しているため、初めてエアコンを購入する方にもおすすめです。

ぜひエディオンにご来店いただき、エアコンの商品知識が豊富なスタッフにご相談ください。また、商品はエディオンネットショップ(https://www.edion.com/)でもお求めいただけます。

ネットショップで商品を見る

エアコンの寿命はどのくらいが平均？買い替えのサインや長持ちさせる方法も紹介

エアコンの寿命は約10年ほどであるといわれている