スマートスピーカーの価格比較。お手頃なのはどの商品?

スマートスピーカーの価格帯は幅広く、3,000円台から3万円超まで様々なものが販売されています。
しかし、スマートスピーカーは高ければいいというものではなく、それぞれの用途に合わせて適切なモデルがあります。

用途にあったスマートスピーカーをきちんと選べるよう、価格帯別にスマートスピーカーの違いや選び方を知っていきましょう。

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは、AIと音声認識機能が付いたスピーカーのことです。
声を認識して指示に従うため、ハンズフリーで操作することができます。

ユーザーの音声を取り込んでクラウドサービスに送り、その答えをスピーカーで音声にして伝えるという仕組みです。

また、スピーカー機能だけではなく、対応家電と連動させることで「電気をつけて」「温度を下げて」といった家電の操作も可能。
両手が塞がっている時や、手早く家電の操作をしたい時に役立ちます。

スマートスピーカーの価格によるスペックの違い

スマートスピーカーの価格による差は、主に音質。
高価格な機種ほど音質が良く、より音楽再生を楽しむことができます。

また、音声認識の機能も、価格が高い機種ほど優れている場合が多く、リビングなど広い部屋でもストレスなく話しかけられますよ。
基本的には、小型のスマートスピーカーほど価格が安く低音質、大型になり価格が上がると高音質な機種、ということになります。

搭載されているAIはブランドごとに統一されているので、同じブランドであれば、価格が高い機種と安い機種でAIの賢さが違うということはありません。

また、機能のバラエティにも価格で差があるわけではなく、同ブランドのスマートスピーカーなら価格に関係なくできることは同じです。
ただし、ディスプレイ付きの機種になると、動画再生やショッピングサイトの画像閲覧などできることが増え、価格も高くなります。

メーカーごとの価格を比べた場合、大まかに言うとAmazon<Google<Appleという順に価格が高くなります。
これはメーカーごとの価格設定によるので、必ずしも価格が高ければ高機能というわけではありません。

価格ももちろん重要ですが、基本的にはスマートスピーカーを選ぶときは、重視したい機能やすでに利用しているウェブサービスとの連携を軸にするのがおすすめです。

スペック重視!高価格帯のスマートスピーカーモデル

それではまず、価格は高いものの、そのぶん高機能で高音質なおすすめスマートスピーカーをご紹介していきます。

Amazon Echo Plus

Amazon Echo Plus

  • 搭載AI:Alexa
  • 価格:17,980円
  • サイズ:148×88×88mm
  • 重量:780g

Amazon Echo Plusは現在11種類あるAmazon Echoの中で、高価格かつ高音質な商品。
スマートホームハブを内蔵しており、フィリップス Hueなど対応スマートホーム家電との利用におすすめ。内蔵温度センサーなので、声で室温確認も可能です。

そのほか、Alexa搭載のスマートスピーカーにしかできない音声ショッピング機能をはじめ、多彩な機能が揃っています。

スピーカーには「3.0インチネオジウムウーファー」と「0.8インチツイーター」を内蔵。低音から高音まで出力のバランスが良く、クリアで聴きやすい音が特徴です。
オーディオファンからも「スピーカーとして十分な品質」という声が多く、音質重視でスマートスピーカーを選びたい方には第一の選択肢となるでしょう。

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Google Home

Google Home

  • 搭載AI:Googleアシスタント
  • 価格:11,550円
  • サイズ:142.8×96.4×96.4mm
  • 重量:477g

Google Homeは、Googleのディスプレイのないスマートスピーカーのうち上位機種。特徴は搭載されたGoogleアシスタントの性能が非常に高いことです。

まず、Google Homeは他社のスマートスピーカーにはない「話者認識機能」を搭載。
6人までの声を聞き分けることができるので、家族が集まるリビングに置くスマートスピーカーにぴったりです。

また、Googleアシスタントは、各社のAIアシスタント向けに実施された知能テストで第1位を獲得しています。
検索エンジンはもちろんGoogleを利用しているので、検索機能の制度も抜群です。

Google Homeのスピーカーには「2インチドライバ」と「2インチデュアルパッシブラジエーター」を搭載。
音量は十分なので、広い部屋でも快適に音楽を楽しむことができます。
イコライザー機能で低音と高音の出力を調節できるので、自分好みの音質にカスタマイズすることもできますよ。

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低価格で高品質なスマートスピーカー

次に、低価格でも高価格スマートスピーカーに負けない、高品質なスマートスピーカーについて解説していきます。

Amazon Echo Dot with clock

Amazon Echo Dot with clock

  • 搭載AI:Googleアシスタント
  • 価格:3,300円
  • サイズ:42×98×98 mm
  • 重量:173g
Google Home Miniは、その名の通りGoogle Homeのミニバージョン。
Google Homeと異なるのは音量・音質・マイク感度で、その他の機能やAIの賢さはGoogle Homeと変わりません。

Google Home Miniの良さは、音量が適度で狭い部屋での使用に適していること。
Google Homeは最低音量でも日本の住宅では大きすぎることがあるので、ベッドルームなどで使う場合にはGoogle Home Miniがおすすめです。

Google Home Miniの音質は、40mmドライバーを採用した360度サウンド。
少し価格は上がりますが、同じサイズでより高音質な新機種「Google Nest Mini」も発売されていますので、購入の際は比較検討してみましょう。

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Amazon Echo Dot with clock

Amazon Echo Dot with clock

  • 搭載AI:Alexa
  • 価格:6,980円
  • サイズ:43×99×99 mm
  • 重量:150g
Amazon Echo Dotは、Amazon Echoシリーズの小型モデル。
Amazon Echo、Amazon Echo Plusと直径は同じで、高さがなくなったイメージです。

第1世代から第3世代までが販売されていますが、第3世代の側面にLEDディスプレイを追加で搭載したモデル。数字のデジタル表示ができ、Amazon Echo Dot自体が時計や温度計として使えます。

音質は中低音が強めで膨らみを感じるという声もあるものの、「普段のBGMとしては十分」という口コミが多数。
音質にこだわりがある方は、お手持ちのスピーカーとケーブルやBluetoothで接続することもできます。
音質に強いこだわりがない方や、手持ちのスピーカーをスマートスピーカー化したい方におすすめです。

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買うなら高価格帯か低価格のどっち?

買うなら高価格帯か低価格のどっち?

スマートスピーカーの価格帯をどのように選ぶかは、使う目的によって異なります。

高価格帯のスマートスピーカーの強みは、音質の良さと出力の大きさ、音声認識性能の高さ。
家事中や玄関からなど少し遠くから話しかけても聞き取ってくれるので、広い家で使う場合や家族みんなで使う場合に適しています。
また、高価格なスマートスピーカーは、スマート家電との連携など付帯機能が多い場合もあるので、家族みんなのニーズを満たすことができます。

対して低価格なスマートスピーカーは、コンパクトで邪魔にならないのが強み。
高価格なスマートスピーカーは最低音量でも音が大きすぎる場合があり、ワンルームで暮らしている方などは持て余してしまうことも。
ベッドルームなど狭い部屋で使いたい場合も、小型の低価格なスマートスピーカーで十分です。
リビング用のスマートスピーカーが既にある場合は、寝室用や子供部屋用にサブ機として購入してもいいでしょう。

そのため、スマートスピーカーを購入する際は以下のように価格帯を選びましょう。

  • 低価格→狭い部屋で使う人、置き場所がない人、一人暮らしの方
  • 高価格→広い部屋で使う人、家族暮らしの方

まとめ

基本的に、スマートスピーカーは大型のものになるほど高価格で音質が良く、音量や音声認識の範囲も大きくなります。

対して、低価格なスマートスピーカーは、コンパクトな見た目や音量が大きすぎないことが魅力。
用途に合わせて、ぜひぴったりなスマートスピーカーを選んでみましょう。

スマートスピーカー選びに迷ってしまった時は、ぜひ店頭のエディオンスタッフに何でも質問してみてくださいね。

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