時計や計算機で有名なカシオ(CASIO)は、実は電子ピアノも販売しています。
カシオの電子ピアノは、機器メーカーならではの精密さやコンパクトさ、コスパの良さが魅力。
最新の電子技術を搭載し、生ピアノの弾き心地をリアルに再現した機種が多いです。
今回は、そんなカシオの電子ピアノの中からおすすめの商品を6つピックアップしてご紹介していきます。
目次
カシオ(CASIO)の電子ピアノについて
まずは、カシオ(CASIO)の電子ピアノについての基礎知識をご紹介していきます。
ピアノメーカーとの違い
カシオと他の電子ピアノメーカーの大きな違いは、カシオは元々ピアノや楽器をメインで作っているメーカーではないということです。
カシオといえば、多くの人は電子ピアノではなく計算機や時計を思い浮かべるはずです。
しかし、実はカシオの電子ピアノ作りの歴史はすでに30年以上に渡り、電機メーカーならではの技術を費やした質のいい電子ピアノを販売しています。
カシオの電子ピアノは、ヤマハ(YAMAHA)やカワイ(KAWAI)といった他のメーカーの同ランクの商品よりも安く購入することが可能。
コンパクトなデザインでコスパのいい電子ピアノをお探しの方におすすめです。
カシオ(CASIO)の電子ピアノの特徴
カシオの電子ピアノの特徴は、なんといっても機器メーカーならではの精密さ。
例えば、「3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ」は優れたタッチセンサーが鍵盤を押す強さやスピードを敏感に感知し、音に反映することが可能。生ピアノを弾いているのに近い感覚で、繊細な表現をすることができます。
さらに、カシオの電子ピアノは、音色もグランドピアノに近い音や響きを再現。単音を弾いたときと和音を弾いたときでは異なる共鳴の仕方をシミュレートし、自然で広がりのある音色を実現しています。
他のメーカーの電子ピアノに比べて、輪郭のはっきりとしたシャープな音が特徴です。
また、カシオの電子ピアノはコンパクトなデザインのものが多くなっています。
大きな電子ピアノは置く場所がないという方や、インテリアに馴染みやすい電子ピアノを探している方におすすめです。
カシオ(CASIO)の電子ピアノのシリーズは?
カシオの電子ピアノは、次の4つのシリーズに分かれて販売されています。
- Privia(プリヴィア)
- CELVIANO(セルビアーノ)
- CELVIANO(セルビアーノ) Grand Hybrid
- CDP
Privia(プリヴィア)の特徴
プリヴィア(Privia)は自宅で気軽に演奏を楽しむのに適したシリーズです。
コンパクトなデザインで鍵盤のタッチも軽く、お子さまの練習用というよりは趣味で演奏を楽しみたい大人に特におすすめ。
中でもPX-S1000とPX-S3000は、ハンマーアクション付き鍵盤搭載の電子ピアノでは世界最小サイズです。持ち運びも可能なので、スタジオ・ステージ・屋外など様々なシチュエーションで演奏を楽しむことができます。
小型でも、グランドピアノの響きを追求した「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」は全機種が搭載。
キーボードより本格的な響きを、気軽に生活に取り入れることができるシリーズです。
CELVIANO(セルビアーノ)の特徴
セルビアーノ(CELVIANO)は、エレガントなデザインが特徴のキャビネットタイプ。
AP-710は3種類、AP-470とAP-270は2種類のグランドピアノの音色を使い分けることができ、演奏する曲に合わせて幅広い表現が可能です。
鍵盤は3機種とも「3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II」を採用し、生ピアノのような自然な弾き心地を再現。指の動きや強さをセンサーが精密に感知し、音の強弱や連打を正確に表現します。
鍵盤のタッチもプリヴィより重く、確かな弾き応えがより生ピアノに近い仕上がりとなっています。
オーケストラの生演奏をバックに演奏できる「コンサートプレイ」や、有名なコンサートホールの音の響きを再現した「ホールシュミレーター」など、より演奏を楽しめる機能も。
本格的な電子ピアノを、コスパよく購入したい方におすすめです。
CELVIANO(セルビアーノ) Grand Hybridの特徴
セルビアーノグランドハイブリッド(CELVIANO Grand Hybrid)は、セルビアーノの上位シリーズです。
音源として、ベルリン、ハンブルク、ウィーンで生まれた3つの名ピアノの音色を搭載。
カシオの電子ピアノの特徴である「マルチ・ディメンショナル・モーフィング」はもちろん、「弦共鳴システム」や「ハンマーレスポンス」など様々な技術を投入し、生ピアノの響きと弾き心地を徹底再現しています。
より豊かな響きを求める方や、本格的な練習用に電子ピアノを購入したい方におすすめです。
CDPの特徴
CDPはカシオの確かな電子技術を搭載しつつ、価格と機能を絞ったエントリーモデルです。
奥行き232mmのスリムなデザインで置き場所を選ばず、持ち運びも可能なので便利。
小型ですが「スケーリングハンマーアクション鍵盤Ⅱ」を搭載していて、確かな弾き応えを感じられる機種となっています。
カシオ(CASIO)はこんな人におすすめ!
カシオの電子ピアノをおすすめしたいのは、まずとにかくコスパのいい電子ピアノを探している方。近いスペックの他メーカーの商品より安価で、購入しやすいのが魅力です。
また、コンパクトなデザインのプリヴィやCDPは、一人暮らしの方や趣味でピアノ演奏を楽しみたい方におすすめ。
グランドピアノのタッチや音色を再現したセルビアーノ、セルビアーノグランドハイブリッドは、予算や置き場所の問題で生ピアノは購入できないものの、本格的に練習したい方におすすめです。
使いたい目的に合わせて、最適なカシオの電子ピアノを選びましょう。
カシオ(CASIO)のおすすめ電子ピアノ6選
それでは、エディオンで取り扱っているカシオの電子ピアノの中から、おすすめの商品を6つご紹介します。
カシオ 電子ピアノ プリヴィア(Privia)PX770
- 同時発音数:128
- スピーカーの数:2
- 便利機能(1~2個):3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤、コンサートプレイ
コンパクトなデザインですがカシオの電子ピアノの特徴である「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR」搭載で、本格的な響きを楽しむことができます。
メトロノームや録音機能など基本的な付帯機能の他に、コンサートプレイと70曲の内蔵曲を搭載。
気軽に購入できる大きさ・価格帯と、確かな演奏性能のバランスが良い人気の機種です。
カシオ 電子ピアノ プリヴィア(Privia)PXS1000
- 同時発音数:192
- スピーカーの数:2
- 便利機能(1~2個):Bluetooth接続、専用アプリ「Chordana Play for Piano」
「スマートスケーリングハンマーアクション鍵盤」を搭載しているため、小型でありながらグランドピアノのような自然な弾き心地を実現しています。
さらに、Bluetooth接続や専用アプリ「Chordana Play for Piano」と連動させることで、より快適に演奏を楽しむことが可能。
スマホ内のお気に入りの曲とセッションをしたり、アプリ上で内蔵曲の楽譜を見られたりと、より新しい電子ピアノの使い方を提案しています。
カシオ 電子ピアノ セルビアーノ(CELVIANO)AP270
- 同時発音数:192
- スピーカーの数:2
- 便利機能(1~2個):3センサースケーリングハンマーアクション鍵盤II、コンサートプレイ
機能数は絞られていますが、生ピアノのようなタッチや音の響きにはしっかりこだわり、繊細な表現が可能です。
2種類のピアノの音色を切り替えることができ、暖かな響きのクラシックからきらびやかなジャズ・ポップスまで幅広いジャンルに対応。
様々なジャンルの曲を、自宅で楽しく演奏したい方におすすめです。
カシオ 電子ピアノ セルビアーノ(CELVIANO)AP470
- 同時発音数:256
- スピーカーの数:4
- 便利機能(1~2個):ハンマーレスポンス、天板開閉構造
同時発音数は256あるので、ペダルを多用する曲や連弾でも音が途切れにくく、どんな曲も伸び伸びと演奏することができます。
指に馴染む鍵盤素材Iや、離鍵のスピードを感知するキーオフシュミレーターも搭載しているので、より生ピアノに近い演奏感を追求したい方におすすめです。
カシオ 電子ピアノ プリヴィア(Privia)フラッグシップモデル PX870
- 同時発音数:256
- スピーカーの数:4
- 便利機能(1~2個):リッドシミュレーター、ホールシミュレーター
10万円を切る価格ですが、スピーカーは4つ、同時発音数256と、とても優れたスペックです。
さらに、グランドピアノの大屋根の開閉に応じた音色の変化を表現するリッドシミュレーターや、有名なコンサートホールの音響特性を表現するホールシミュレーターなど、音の響きにもこだわりを追求。
コスパの優れた電子ピアノを探している方に、ぜひおすすめの機種となっています。
カシオ 電子ピアノ CDPS100
- 同時発音数:64
- スピーカーの数:2
- 便利機能(1~2個):10種類の音色、メトロノーム
同時発音数は64と少なめで、音色の数などの機能面も絞っていますが、とにかく購入しやすい価格でスタイリッシュな小型が魅力。
多くの機能は求めず、気軽にピアノの演奏を楽しみたい初心者におすすめです。
まとめ
ここまでカシオのおすすめ電子ピアノをご紹介してきましたが、やはり弾き心地や音色は実際に触れて確かめるのが一番です。
エディオンでは、カシオの商品を含めた多数の電子ピアノを店頭で実際に試して比べることができます。
今回気になる電子ピアノがあった方は、ぜひ店頭のエディオンスタッフに相談してみてください。
なお、どの店舗にも全て揃っているわけではないので、事前にご連絡いただければよりスムーズにご案内できますよ。