【セイコー セレクション】ロータリースイッチが特徴のデジタルウォッチ「Rotocall(ロトコール)」

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【セイコー セレクション】ロータリースイッチが特徴のデジタルウォッチ「Rotocall(ロトコール)」が、ついに待望の復活!1980年代の魂を宿した名機の魅力に迫ります!

今回は、時計ファンの間で「あの名機が!」と話題沸騰の、セイコーの新作をご紹介します。<セイコーセレクション>Sシリーズ デジタルクオーツとして、1982年に発売された伝説的なデジタルウォッチ「Rotocall(ロトコール)」が、デザイン復刻を果たしました。

爽やかなブルーベゼルが印象的なSBJG021をはじめ、イエローベゼル(SBJG017)、レッドベゼル(SBJG019)のレギュラー3機種。発売日は2025年11月14日、希望小売価格は各71,500円(税込)です。

宇宙にも認められたユニークな機構「ロータリースイッチ」

このモデルの最大の魅力は、その愛称の由来にもなった**「ロータリースイッチ機構」**です。時計の顔とも言える八角形のベゼルを回転させることで、TIME、DAILY、SINGLE-ALARM、TIME-SET、TIMER、STOP W.、COUNTER、DUAL T.、といった多彩な機能を直感的に切り替えられるという、当時としては極めて独創的な操作性を持っています。

実はこのオリジナルモデル(A829)は、その高い機能性と操作性から、多くの宇宙飛行士に愛用されたという歴史的背景を持つ名機なのです。海外でも人気を博し、”アストロノート”ウォッチとしても知られています。単なるレトロな復刻に留まらない、確かな物語を持つ時計と言えるでしょう。

 

40年の時を経て、現代に蘇るディテール

今回の復刻にあたっては、1981年の手書き図面を基に、オリジナルの独創的な特徴を忠実に再現しています。

  • 忠実なデザインとフォント: 液晶のデジタル表示フォントはオリジナルを忠実に再現し、当時の雰囲気を色濃く残しています。また、八角形のアルミ製ベゼルも、1980年代の空気を感じさせるレトロフューチャーなカラーリングで仕上げられています。
  • 質感の向上: オリジナルの装着感を残しつつ、ブレスレットは質感の高いステンレススチール製の無垢(むく)仕様にアップグレードされています。また、裏蓋はスクリューバックを採用し、日常生活用強化防水(10気圧)を実現。タフさも兼ね備えています。
  • 現代的な機能の追加: ムーブメントはキャリバーA824を搭載し、ロータリースイッチ機能はもちろん、ストップウオッチ(1/100秒計測)、アラーム、タイマー、フルオートカレンダー(2074年末まで)、そしてデュアルタイム表示機能など、多機能ながら実用性十分です。さらに、電池切れ予告機能LEDによる内部照明といった現代的な利便性も加わっています。

この「ロトコール」復刻モデルは、ただ懐かしいだけでなく、その独創的なデザインと機構が現代においても新鮮に映る、魅力的な一本です。当時の時計の歴史を知る方も、初めてそのデザインに触れる方も、ぜひこの機会に店頭やオンラインでチェックしてみてください!

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!