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今回は、時計の歴史に新たな一ページを刻むであろう「オリジン」で2025年11月発売予定の最新作、G-SHOCKのフルメタル5000シリーズ、GMW-BZ5000について、熱く語らせていただきます。
■ 歴代の挑戦から生まれた「ORIGIN」の系譜
時計の歴史を語る上で、1983年に誕生した初代G-SHOCK、DW-5000Cの存在は外せません。「落としても壊れない」というタフネスの概念を定義し直したあのスクエアデザインは、今日に至るまで脈々と受け継がれています。

そして、そのアイコニックなデザインを初めてステンレススチールで完全に覆い、フルメタル化を果たしたGMW-B5000シリーズは、「G-SHOCKの歴史的な挑戦」そのものであり、多くの時計愛好家を唸らせました。単なる素材の変更ではなく、樹脂のタフネス構造を金属で再現するという、技術的な偉業であったからです。
■ 人とAIの「共創」が生んだ革新的なタフネス構造
さて、この度登場したGMW-BZ5000が提示するのは、フルメタルタフネスの「未来の形」です。特筆すべきは、「人とAIの共創」という開発手法にあります。カシオが40年以上にわたり蓄積してきた耐衝撃データをAIが綿密に解析し、それを基に熟練の技術者が、ベゼルとセンターケースを上下で連結し、内部にインナープロテクターを実装するという全く新しい構造を完成させました。

複雑な切削、鍛造、研磨を数十回も重ねて実現した、精緻に噛み合うバイカラーのメタルパーツの造形美は、まさに「山形カシオ」のメイドインジャパンの匠の技なくしては成り立ちません。細部にまで施されたミラー仕上げとヘアライン仕上げの磨き分けは、金属の力強い硬質感と、時計としての美しさを両立させています。

■ 注目すべきMIP液晶による「進化」
そして、デジタル時計の「顔」とも言える表示部にも、驚くべき進化がもたらされました。G-SHOCKのデジタル表示としては初のMIP(メモリインピクセル)液晶の採用です。
高精細・広視野角・高コントラストを実現したこのMIP液晶は、視認性を飛躍的に高めただけでなく、Bluetooth®によるスマートフォン連携(CASIO WATCHESアプリ)により、メイン表示のフォントをクラシカルな7セグメントフォントに切り替えられるという、時計愛好家の好奇心をくすぐる機能も搭載しています。最新のタフソーラー、マルチバンド6を備えながら、クラシックな表情も楽しめるという、遊び心溢れる設計は、私たち時計愛好家にとってたまりません。

GMW-BZ5000は、G-SHOCKが追求する「タフネス」と「機能美」の未来の形を提示しています。ぜひ、この新たな「ORIGIN」の洗練された輝きと、手に取った時の確かな重みを店頭でご体感ください。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。


