Google Homeは、2017年にGoogleが発売したスマートスピーカー。現在5種類のラインナップがあり、世界シェアを伸ばしている人気シリーズです。
Googleアカウントとの連携ができるなど、他のスマートスピーカーにはない便利さがGoogle Homeの強み。
今回は、そんなGoogleのスマートスピーカーについて詳しく解説していきます。
目次
Google Homeってなに?
Google HomeはGoogleが開発したスマートスピーカーです。
2016年11月にアメリカで発売され、約1年後の2017年10月6日に日本でも販売開始されました。
スマートスピーカーとしては、Amazon Echoに次いで2番目に発売されたシリーズです。
Google AssistantというAIが搭載されていて、「OK Google」もしくは「ねぇ、Google」がウェイクワードです。
発売時はGoogle HomeとGoogle Home Miniの2種類でしたが、現在はそれにGoogle Nest Hub、Google Nest Hub Max、Google Nest Miniが加わった5種類のラインナップとなっています。
それぞれの定価は、以下の通りです。
- Google Home:11,550円
- Google Home Mini:3,300円
- Google Nest Hub:15,400円
- Google Nest Hub Max:28,050円
- Google Nest Mini:6,050円
Google HomeとGoogle Home mini
Google Homeの中でも特に人気の2機種が、初代機であるGoogle HomeとGoogle Home Mini。
この2つの主な違いは、サイズ・価格・音質です。
Google Home
- 定価:11,550円
- サイズ:142.8×96.4×96.4 mm
- 重量:480g
- 音質:2インチドライバ・2インチデュアルパッシブラジエーター搭載
Google Home Mini
- 定価:3,300円
- サイズ:42×98×98 mm
- 重量:173g
- 音質:40mmドライバ搭載
ただし、スピーカーの音質や音量の性能に関しては、Google Homeの方がいいです。
そのため、Google Homeはリビングなど広い部屋や、ざわついた環境で使うスマートスピーカーとしておすすめ。
スピーカーとともにマイク性能もいいので、少々雑音がある場所や、遠くから話しかけた時も指示を的確に聞き取ってくれます。
対して、Google Home Miniは寝室など比較的狭く、静かな場所で使うのがおすすめ。
音量が大きすぎないので、リラックスしたいシーンのBGMに適しています。
また、リビングにGoogle Homeを置く場合、別室用のサブ機としてもおすすめです。
Amazon EchoやApple HomePodとどう違う?
スマートスピーカーの代表的なシリーズといえば、他にAmazon EchoやApple HomePodがあります。
この中でGoogle Homeにしかない機能は、話者認識機能。6人までの声を識別することができるので、家族それぞれのスケジュール管理などに役立ちます。
また、Googleアカウントとの連携で、メールやカレンダーを共有できるのもGoogle Homeならでは。
さらに、Google Homeに搭載されているGoogle Assistantは、スマートスピーカーに搭載されているAIの中で最も賢いと言われています。
AI自体の知能の高さに加え、検索エンジンはGoogleを用いているので、検索の精度も抜群です。
Google Homeの主な機能・できること
それでは、Google Homeの主な機能についてご紹介していきます。
代表的な機能
Google Homeは、スマートスピーカーが持つ代表的な機能は全て兼ね備えています。
例えば以下のこと。
- 音楽再生
- 動画再生
- レシピや書籍の読み上げ
- ニュースや天気予報の読み上げ
- アラーム・タイマー・リマインダー
- メール操作
- 検索機能
Google Homeが連携できるサービスは、以下の通り。
音楽サービス
- Google Play Music
- Spotify
- Youtube Music
- うたパス
- AWA
動画サービス
- Google Play Video
- Netflix
- Youtube
- Hulu
- ビデオパス
また、Google Homeで操作できる家電には以下のものがあります。
- Chromecast
- Chromecast Ultra
- ソニー スピーカー搭載マルチファンクションライト
- ロボット掃除機(ルンバ・ECOVACS DEEBOT・minimaru)
- スマートリモコン各種
- スマート電球・シーリングランプ各種
- スマートロック各種
- ホームスマートカメラ各種
現在、スマート家電の数はまだ少ないですが、Google Homeに限らずスマートスピーカーで操作できる家電は今後も増えていく見込みです。
Google Homeでしかできないこと
それでは、他のスマートスピーカーにはできない、Google Homeならではの3つの機能を見ていきましょう。
- Googleアカウントと紐づけられる
- 6人までの話者認識機能
- Chromecastと連携可能テレビで動画再生が可能
Googleアカウントと紐づけられる
メールやカレンダー・リマインダーに使っている人も多い、Googleアカウントと紐づけられるスマートスピーカーはGoogle Homeだけ。
スマホやPCで登録したカレンダー情報をスマートスピーカーと相互に共有でき、予定の追加や確認ができます。
いちいちスマホや手帳を開かなくても、Google Homeに尋ねればその日の予定が確認できるので、朝の忙しい時間を有効活用できますね。
6人までの話者認識機能
Google Homeは6人までの話者認識機能があるスマートスピーカーです。
家族それぞれの予定を分けて管理したり、声を登録している人の好みの音楽を流したりすることができます。
Chromecastと連携可能テレビで動画再生が可能
さらに、Google HomeはGoogleのメディアストリーミングデバイスであるChromecastと連携が可能。
リモコンで操作しなくても、声をかけるだけで動画をテレビ画面で再生できます。
「◯◯を流して」とスマートスピーカーに言うだけで、Netflix・YouTube・Hulu・ビデオパスなどのコンテンツをテレビで再生出来るので、家族の団欒がもっとスムーズになりますよ。
Google Homeの使い方
スマートスピーカーはそれぞれ使い方が違うので、初めてGoogle Homeを使う場合は使い方に戸惑ってしまうことも。
Google Homeのセットアップ方法と、使い方を解説していきます。
事前準備
Google Homeを使うための事前準備として、Googleアカウントを取得しておきましょう。
絶対になければいけないというわけではありませんが、メールやスケジュール管理機能を使いたい場合はGoogleアカウントがあったほうがスムーズです。
Google Homeに限らずスマートスピーカーを使うには、Wifi環境が必須。
スマートスピーカーを購入する場合は、自宅でWifiが使えるようにしておきましょう。
また、スマートスピーカーの初期設定にはスマホも必要となります。
電源を入れる
次に、Google Homeを電源ケーブルでコンセントに繋ぎます。
Google Homeには電源のオン・オフボタンはなく、電源に繋いでいる間は常に電源がオンになります。
本体上部のLEDランプが光っているのが、電源がオンになっている合図です。
Google Homeアプリをインストール
Google Homeの設定には、「Google Homeアプリ」を使います。
まずはスマホに「Google Homeアプリ」をインストールし、Google Homeを接続したいWifiとスマホを繋いだ状態で開きましょう。
そして、スマホを経由してGoogle Homeと自宅のWifiを接続し、アカウント登録などの初期設定を行なっていきます。
住所の登録や、連携させたい音楽サービス・キャストデバイス・動画サービスの選択を行い、ログインしましょう。
話者認識をさせたい場合はスマートスピーカーが指示する言葉を声に出し、声の登録も行います。
設定ができたら、最後にスマートスピーカーに声をかけ動作を確認し、使用を開始します。
Google Homeに関するよくあるQ&A
Google Homeを購入する前に、Google Homeに関してよくある質問を解決しておきましょう。
1台で複数アカウント使用できる?
Google Homeには、1台に6つまでのGoogleアカウント情報を登録できます。
登録するには、登録したい人がそれぞれのスマホにGoogle Homeアプリをインストールし、初期設定時と同じ音声登録を行うだけ。
これで話している人の声とGoogleアカウント情報を紐付け、それぞれに合った対応をしてくれます。
複数のWi-Fiを使い分けることはできる?
基本的に、Google Homeは持ち運んでの使用を想定していないスマートスピーカーです。
接続するWi-Fiを切り替えることはできますが、その場合は古いネットワーク情報を削除し、新たにセットアップし直す必要があります。
もし、車載など持ち運びながらGoogle Homeを使いたい場合は、接続するWifiも一緒に持ち運べるポケットWifiにすると便利でしょう。
1台に複数の音声の登録はできる?
先にお伝えした通り、Google Homeは1台で6人までの話者認識ができるスマートスピーカーです。
そのため、家族みんなが集まる場所でGoogle Homeを使う場合も、それぞれの予定管理ができます。
ただし、音声認識の精度はまだ高くなく、同じ人でも声のトーンが変わると話者認識ができないなどの問題もあります。
買うなら「Google Home」と「Google Home Mini」どっち?
Google HomeとGoogle Home Miniには、どちらも長所があり、一概にどっちがいいとは言い切れません。
しかし、Google HomeとGoogle Home Miniはそれぞれ得意分野が違うため、使い方によって向いている機種が異なります。
- Google Homeの長所:音質・音量・音声認識性能
- Google Home Miniの長所:安価・コンパクト・音が大きすぎない
- Google Home:広い部屋で使う人、家族暮らしの人
- Google Home Mini→狭い部屋で使う人、置き場所がない人、一人暮らしの人
広い部屋で使う場合や、子供の声など雑音が入りがちな家族暮らしの人におすすめです。
一方Gogle Home Miniは、小ぶりで価格も安めなので、サブ機として寝室に置くのがおすすめ。
また、雑音が少なく部屋も小さめな一人暮らしの方は、音質にこだわらない限りGogle Home Miniで十分楽しめるでしょう。
まとめ
GoogleのスマートスピーカーGoogle Homeは、GoogleアカウントやGoogle関連サービスと紐付けて便利に使えるのが強み。
また、話者認識機能があり、家族それぞれの予定を管理できる唯一のスマートスピーカー でもあります。
もっと詳しくGoogleのスマートスピーカーについて知りたい方は、ぜひ店頭のエディオンスタッフに質問してみてください。